コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイ

コカミド

シャンプーや洗顔石けんなどの化粧品に、起泡剤や洗浄剤として配合される「コカミド」。ヤシ油を原料とする成分ですが、健康被害が懸念される成分でもあります。こちらでは、そんなコカミドの特徴や危険性を説明しています。

化粧品の成分表を見てみると、シャンプーやクレンジング、洗顔などで、割と上位で表示されている…つまり高い割合で配合されている成分です。コカミドDEAやコカミドMEA、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインといった成分名がコカミドに近い成分です。コカミドは天然のヤシ油に含まれる脂肪酸にアミド基のついた構造の、いうなれば天然由来の成分です。化粧品の粘度を調整したり、泡立ちをよくするために使用されたりなどの役割を持った界面活性剤です。

コカミドの危険性と特徴を学ぼう!

大手のシャンプーなどには、積極的に配合されている成分であり、見たことがある方は多いかと思われます。脂肪酸にアミド基のついた構造ですが、これはアミノ酸とは無関係で、アミノ酸系界面活性剤ではなく、合成界面活性剤とか両性界面活性剤という部類のものです。他の界面活性剤の補助的な役割として配合されることが多いようです。コカミドについては、発がん性を懸念する声がありますが、どれほどの危険性を秘めているのでしょうか?こちらでは、そんなコカミドの特徴や危険性をご紹介していきます。

コカミド3大ポイント!
  • 多くの化粧品に配合される界面活性剤
  • 天然ヤシ油を原料とする
  • 発がん性が懸念されている

泡の安定性を高めたり洗浄効果をもつ界面活性剤

実に多くの化粧品に配合されているコカミドという成分。石鹸やシャンプーなど、泡立てて使用する化粧品では、滑らかでクリーミーな泡立ちが特徴で、使用感を高めるのに一役買っています。また、アルカリ領域では陰イオンの性質を、賛成領域では陽イオンの性質となり、洗浄効果、汚れに吸着する効果、殺菌効果などを持っています。

天然のヤシ油を原料とするため受け入れられやすい?

原料は天然のヤシ油なので、ノンケミカルの化粧品を求めていたり、無添加や自然派にこだわっている層に受け入れられたりなどの傾向があります。コカミドは、原料そのままではなく化学的に合成された成分ですが、見方によって天然という言い方もできれば、化学成分と言うこともできるそう。成分の安全性を考える際には、言葉のあやに惑わされず、中身や性質に目を向けることが重要です。

発がん性の可能性懸念されている成分

コカミドは、1997年より、発がん性が懸念されている成分で、その危険性を過大に警告する声もあれば、危険性はほとんどないとする声もあります。しかしながら、現在に至るまで、がんの発症と明確な因果関係は証明されていないため、「可能性が懸念される」に留まっています。動物実験において、大量にコカミドを体内投与し続けた結果肝臓がんを発症したという実験結果があるようですが、これをどう見るかは人それぞれでしょう。

コカミドの総評

コカミドと言うと、「発がん性」というワードがものすごくヒットしてきますが、それだけで危険だと判断してしまうのは早計です。確かに、動物実験において発がん性が見られたという報告がありますが、通常ではあり得ない条件下での結果です。しかし、2012年にはカリフォルニア州において、発がん性と生殖毒性の危険のある成分され、警告が発せられています。いずれにしても、タバコのように「発がん性物質」に指定されるには至っていません。危険性に関して、なかなか評価の難しい成分と言えます。

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