メチルパラベン

メチルパラベン

長年の間化粧品や食品の中に配合されてきた防腐剤「メチルパラベン」。良くも悪くも有名な成分ですが、様々なデータや情報が存在するだけに、評価をするのは難しいところ。こちらではそんなメチルパラベンについて解説しています。

メチルパラベンという成分を目にしたことのある方は多いと思います。というのも、メチルパラベンは、防腐剤の中でも最もメジャーな成分です。アレルギーや、シミ・しわなどの悪影響が懸念されている成分でもあります。よく「パラベンフリー」とか、「パラベン無添加」というキャッチコピーがあるように、パラベンに対する悪いイメージはかなり浸透していて、何となく忌避しているという方も多いそうです。しかしながら、未だ多くの食品、化粧品、医薬品などで使用されています。

メチルパラベンの危険性と特徴を学ぼう!

パラベンは、パラオキシベンゾエートあるいはパラオキシ安息香酸エステルとも呼ばれ、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラペンの5種類が知られています。この5つの中においては、メチルパラベンは肌への刺激や健康への悪影響も少ないため、食品の防腐剤として使用されている成分です。こちらでは、そんなメチルパラベンの危険性や特徴をまとめて紹介していきます。

メチルパラベン3大ポイント!
  • 旧表示指定成分の1つ
  • 防腐剤としての効果に優れている
  • アレルギーやしみ・シワなどが懸念される

肌への悪影響が示唆され旧表示指定成分の1つである

1980年に、厚生労働省(旧厚生省)が、皮膚障害を起こす可能性のある成分や、アレルギーや皮膚毒性、発がん性などの報告がなされた102種類の成分に関して表示を義務付けました。これを「旧表示指定成分」と呼び、パラベンもアレルギーや発がん性の報告があるとして指定を受けています。

優れた防腐効果や、長年の使用実績がある

パラベンが安全なのか危険なのか?というところでは賛否両論があります。ただし、その防腐剤としての防腐効果は確かで、長年に渡って化粧品や食品などに使われてきた実績があります。旧表示指定成分であることから肌への悪影響を100%否定することはできませんが、長期間安定した化粧品を作るにあたり、優れた防腐効果を持つパラベンが重宝されているのもまた事実です。

高頻度で接触性皮膚炎、しみやシワを起こすリスクがある

多くの防腐剤の中では安全性が高いとされ、長きにわたって使われている成分ですが、肌への悪影響はあるといわれています。メディアでも、パラベンのシミやしわへの悪影響が取りざたされ、実際に、パッチテストの結果では約1%の方で接触性皮膚炎を起こすというデータもありました。また、パラベンは紫外線を浴びると活性酸素を派生させ、肌老化に繋がるという報告もあるとのことです。

メチルパラベンの総評

長い年月、防腐剤の第一線として使われ続けてきたメチルパラベンだけに、さまざまなデータや報告がなされており、「安全性に優れた防腐剤」という見解もあれば、「危険性が高い」という声もあります。無添加の化粧品は続々と開発されてはいますが、まだまだ多くの化粧品では防腐剤としてのパラベンの需要・必要性はなくなりません。一定期間、腐らず安定した状態を保つため、しいては化粧品の安全性を担保するために、防腐作用のある成分は必要です。起こりうるリスクを踏まえた上で、各々が判断するしかないでしょう。

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