フェネチルアルコール

フェネチルアルコール

多くの化粧品の香料として配合されている成分です。代表的なバラの香りのする香料で、フローラルで甘い香りを演出してくれます。自然界にも広く存在し、ゼラニウムやバラ、カーネーション、ヒヤシンス、キンコウボク、ネロリなどの植物の精油に含まれている成分です。甘さやグリーンっぽさ、可愛らしさ、そしてフローラルな香りを演出するには、フェネチルアルコールをメインに他の香料と組み合わせて使用されています。人気の高い香りで、この香りが苦手という人はあまりいないのではないかと思います。

フェネチルアルコールの危険性と特徴を学ぼう!

化粧品に配合される香料は、例えばジャスミンの香りが200以上もの種類の成分から成り立っているように、複雑で、刺激性の有無なども様々あります。そこで、合成香料も天然香料も、RIFMという組織によって安全性の評価・使用のガイドラインがしかれていて、成分表には「香料」と記載されます。それとは別に、フェネチルアルコールには抗菌作用があるため、防腐剤としても利用されています。こちらでは、そんなフェネチルアルコールについて、ご紹介していきます。

フェネチルアルコール3大ポイント!
  • 「香料」の中に含まれている可能性あり
  • フローラルな香りは癒しの効果抜群
  • 抗菌作用をもつ合成防腐剤

香料として配合される場合「香料」の中に含まれている可能性あり

化粧品の成分は全成分表示が義務付けられていますが、こと「香料」に関しては、細かな成分名まで列挙する必要はなく、「香料」の二文字で表記されているケースが多々です。フェネチルアルコールも、香料として配合されている場合はその2文字の中の1成分として記載されている可能性があります。また、化粧品の成分としての「香料」は、合成香料ばかりでなく天然香料も含まれています。

甘いフローラルな香りは、使用感を高め癒し効果抜群

化粧品を使う時、ふわっと好きな香りが漂うと、気持ちが落ち着いたり、気分が明るくなったりと大いに癒されるものです。香りは化粧品の良し悪しを直感的に判断させる要因かもしれません。さらに最近の研究で、フェネチルアルコールには抗不安作用があることが確認されました。つまり、癒しの効果が科学的に裏付けられた形と言えます。

抗菌作用や防腐作用をもつ、合成防腐剤としても利用される

香料としての配合とは別に、防腐剤としても利用されています。化学合成されたものなので合成防腐剤という部類に属しますが、特に健康被害に繋がる報告はないようです。アルカリ性に強く、タバコの添加剤や、石鹸の保存料としても利用されています。

フェネチルアルコールの総評

化粧品では、「香料」あるいは、「防腐剤」という2つの用途で利用されている成分です。香料は、天然のものも合成のものも、多くが様々な香り成分を複雑に組み合わされてできていますが、フェネチルアルコールはそんな中でも基幹的存在。また、防腐剤としても配合されていますが、旧表示指定成分には含まれていません。これまでのところ、取り立てて肌や身体への危険性を心配する必要はなさそうです。

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