フェノキシエタノールとは

フェノキシエタノール

最近防腐剤としてよく使われるようになってきたのが「フェノキシエタノール」という成分です。旧表示指定成分に含まれず、自然界でも玉露や緑茶などの天然成分として存在することから、悪いイメージの強いパラベンに代わる成分として注目を集めているようです。ただし、殺菌作用はパラベンほど強くなく、パラベンやその他の防腐剤と併用されることで高い防腐効果を得ることができます。

フェノキシエタノールの危険性と特徴を学ぼう!

エタノールと名のつくことからアルコール特有の刺激を懸念するかもしれませんが、エタノールよりも肌への刺激は弱く、化粧品の防腐剤の他にはインクの溶剤や農薬、香水の保留剤、医薬品にも配合されています。パラベンではなくフェノキシエタノールを配合することで、「パラベンフリー」などと表示して、より高い安全性をアピールしたりもされていますが、パッチテストでは肌への刺激性において両者に優位な差はないという報告もあります。こちらでは、そんなフェノキシエタノールについてまとめてみました。

フェノキシエタノール3大ポイント!
  • 低用量でも十分な防腐・殺菌効果
  • 天然由来の安心感と高い好感度
  • 肌への刺激や毒性はパラベンと同程度

防腐効力は日々進歩、低用量の処方でも効果あり

フェノキシエタノールは、パラベンと比較すると、いくつかの微生物に対して殺菌能力が劣る、すなわち濃度の高い処方が必要となるために肌への負担が増すという見解があります。確かに数年前まではそうであったようですが、化粧品自体の防腐能力もあがり、防腐剤の減量化が進んでいます。そして、それはフェノキシエタノールにおいて顕著に見られ、低用量の処方でも十分な防腐・殺菌効果を発揮できる成分として見直しされつつあります。

防腐剤の成分だけれど天然にも存在することからイメージがよい

フェノキシエタノールは、もともと玉露に含まれている揮発成分として発見されたという経緯があり、天然に存在する=安心というよいイメージで見られがちです。また、旧表示指定成分にも含まれていないため、無添加化粧品や自然派化粧品など、肌への優しさやノンケミカルを謳った化粧品によく配合されています。

肌への刺激や毒性は否定できず、パラベンと同程度にある

添加物や防腐剤に関する記述では、両極端な意見をよく目にします。パラベンやフェノキシエタノールは、製品100g中に1g以内という配合規制がしかれており、肌への刺激や毒性に関しては、パラベンとほとんど同程度の危険性が示唆されていることと報告されています。

フェノキシエタノールの総評

よくパラベンと比較されやすい成分ですが、どちらが良いとか優れていると一概に言えるものでもなく、肌への影響に関しても、安全とも危険とも言い切れないのが難しいところです。また、防腐剤として単体で用いられることはまれで、ブチレングリコールやパラベンなどと併用されるケースが多いため、肌にトラブルが起こった場合にどの成分が合わなかったのか判断しかねるケースもあります。いずれにしても、毎日素肌につけ続ける化粧品ですから、肌への刺激性や毒性が示されている成分は、できるだけ避けるようにしていきたいですね。

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