赤202

赤202

化粧品の配合成分として、古くから使われ今も多くの化粧品で使われている着色料「赤202」。鮮やかな赤色の着色料で、口紅やリップグロスをはじめ、パウダーチークや下地、ファンデーション、アイライナーやマスカラなど、実に様々なアイテムに配合されています。唇が荒れると、まず空気の乾燥を疑うかもしれませんが、実は色素によって皮膚炎を引き起こしているというケースもあるようです。最近では、「落ちにくい口紅」が増えていますが、これには注意が必要です。唇の表面に強力な被膜を形成し、色素などの有害成分を定着させるからです。

赤202の危険性と特徴を学ぼう!

化粧品への配合が許可されているタール色素は83種類あり、赤202もこの中に含まれています。その一方で、発がん性などの懸念から食品に許可されているのはこのうちのわずか12種類のみです。口紅やリップに配合された色素は食事と一緒に口に入ってしまう可能性があることを考えると、ちょっと不安になりますよね。また、口から体内に入らなくても、気が付かない間に経皮吸収されてもいます。こちらでは、そんな赤202の特徴や危険性をまとめてご紹介していきます。

赤2023大ポイント!
  • タール色素の一種である
  • メラニンを肌に定着させる
  • 接触性口唇炎の報告あり

様々ある石油由来のタール色素の一種!

化粧品への使用が許可されているタール色素は83種類あり、そのうちの1つが赤202です。タール色素の中ではアゾ基を持っているアゾ系色素という分類です。石油由来のナフサという原料から化学合成されてできた化学色素で、色素によって危惧される健康被害にはばらつきがありますが、いずれのタール色素も、発がん性や黒皮症など、何かしらの健康被害の報告や懸念があります。

紫外線にさらされ生成されたメラニンを肌に定着させてしまう

赤202に限らず、タール色素全般に言えることですが、メラニンを肌に定着・沈着させてしまう性質があります。肌に紫外線があたるとメラニンが生成されますが、そのメラニンの定着させることで、紫外線によるダメージを助長させてしまいます。また、紫外線から肌を守る効果もあるバリア機能を破壊し、肌にタール色素が吸収される悪影響もあります。

アレルギー性の接触性口唇炎の報告がある

化粧品への使用が許可されているタール色素も、種類によって様々な健康被害の報告がされています。赤202の場合は、アレルギー性の接触性口唇炎症の報告事例が後を絶ちません。特に口紅での使用が多く、およそ7割の口紅に配合されています。そして、年々向上しているものの、製品によっては不純物の多い粗悪な原料を用いている場合もありますが、残念ながら原料の品質を成分表から推し量ることはできません。

赤202の総評

他のいくつかのタール色素で催奇形性や発がん性が懸念されていることもあり、そういった成分に比べると未だ積極的に使用され続けている赤202。(美を高めるための化粧品で、肌本来の美を損なっているとしたら…ちょっと残念な話ですね。)近年は、無添加化粧品も増えていて、少ないながらもタール系色素を使用せず、天然色素を使用したものも出てきています。本当に肌に良いものは何なのか、見極めていく必要がありそうです。

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